• HOME
  • >
  • お知らせ

過去のブログ紹介 扁額(へんがく)の修復 4

過去のブログ紹介 扁額(へんがく)の修復 4

過去のブログ紹介、前回に続き扁額(へんがく)の修復4についてです。 前回は、具体的な処置について紹介いたしました。 今回は、最後の仕上げについてです。 さて、本紙が綺麗になったところで、最後の仕上げです。 今回は額を新調しますので、骨から作りました。 意外と地道な作業の連続です。 7.額装の仕立て 骨を新調しました。 パネルの下張り加工をします。 新調した縁裂(へりきれ)と小筋裂(こすじきれ)を調整します...

過去のブログ紹介 扁額(へんがく)の修復 3

過去のブログ紹介 扁額(へんがく)の修復 3

過去のブログ紹介、前回に続き扁額(へんがく)の修復3についてです。 前回は、額について紹介いたしました。 今回は、具体的な処置についてです。 1. 修復前の写真撮影、および状態調査 ここでしっかり調査をしないと、ちゃんとした修復方針が 立てられません。 2. 額装からの本紙の分離 作品を額装から外します。 本紙を傷つけないように丁寧に作業します。 3.本紙表面の処置 画面にドライクリーニングを行い、表面の汚...

過去のブログ紹介 扁額(へんがく)の修復 2

過去のブログ紹介 扁額(へんがく)の修復 2

過去のブログ紹介、前回に続き扁額(へんがく)の修復2についてです。 前回は、修復作品について紹介いたしました。 今回は、額についてです。 具体的な処置に入る前に、まずは扁額についてお話ししましょう。 日本の額は、屋外の寺社、楼門、鳥居などに名称を木彫りした板額から の始まりです。いわゆる表札のようなもので、時代の流れと共に、 庶民の間では看板の形や、または奉納額としての絵馬が広がっていきました。 もう一つ...