• HOME
  • >
  • お知らせ

過去のブログ紹介 保存箱の保存?

過去のブログ紹介 保存箱の保存?

今回は、掛軸の箱(保存箱)の保存ついてのお話です。

過去の「修復のお仕事を展」で、「しまう」というテーマで、
伝世舎では掛軸を保存する「桐箱」についての展示をしました。
展示した内容の一つに、「元箱(もとばこ)の保存事例」を致しました。
箱には、「箱書き」があるものが存在します。
収納している作品の伝来などの記録であり、重要な場合があります。
作品を修復した時に寸法などが変わり、元の箱に入らなくなる事が起こります。
新たな箱に収めた場合に、元箱をどうするのかが重要になってきます。
別々に保管した場合に、時間が経つと何の箱だったのかわからなくなる事が出てきます。
元箱を保管する方法の一つをご紹介致します。


詳細はブログをご覧ください。

伝世舎blog日日是好日



保存箱の一例です。

※桟蓋箱(さんぶたはこ)
蓋の裏の短手に一文字に二本の桟をつけ、蓋が前後左右の動かないようにしている箱。
茶掛などの軽い華奢なものに用いられている。
経年や環境によって、蓋が反って隙間が生じてしまい気密性に欠ける。

※印籠箱(いんろうはこ)
印籠のように蓋と身が内側でかみ合って、外側は平らになる構造の箱。
他の箱と比べて気密性が高いので、作品の保存箱として主流。