HOME > お知らせ 2022/12/13 過去のブログ紹介 「裏」のお話し 今回は、掛軸とパネル装の「裏」についてのお話です。 東洋の絵画や書は、紙や絹などの脆弱な素材に描かれています。 そのような作品を飾ったり保管したりするために、 補強と表装をします。 裏に紙を貼りつけて補強することを「裏打ち」といいます。 ① まずは掛軸の裏側のお話しです。 掛軸は、本紙(紙や絹地に描かれた絵や書)の回りに表装裂(ひょうそうきれ)、上下に杉材の棒(八双と軸棒)を付けた形のものです。飾る時に広げて... 2022/10/02 ブログに「第30回 芸工展2022「シン・修復のお仕事展」を開催します。」を掲載しました 2018年で終了したはずの「修復のお仕事展」、芸工展30回目を記念して、今年だけ復活開催します。 期間は10月9日(日)~16日(日)11:00~17:00(最終日は16:00まで) 会場は上野桜木の、旧平櫛田中邸アトリエです。 ブログ「第30回 芸工展2022「シン・修復のお仕事展」 2022/02/15 過去のブログ紹介「掛軸「福神」の修復事例」 今回は、掛軸装「福神」の修復を依頼についてです。 作品は昭和の掛軸で紙本印刷です。 唐摺りの紙表具で仕立てられ、裏面に墨、マジックインク、水彩ペンで署名が書かれています。 この掛軸は講のときに掛けられ、ずっと大切にされてきたようです。 作品の状態ですが、掛軸全体が経年の塵埃により汚れていました。 さらに、きつい横折れや皺が多数あり、本紙には亀裂が生じていました。 掛軸の下方には大きな破れがあり、裏からセロハン... 前のページへ 次のページへ
2022/12/13 過去のブログ紹介 「裏」のお話し 今回は、掛軸とパネル装の「裏」についてのお話です。 東洋の絵画や書は、紙や絹などの脆弱な素材に描かれています。 そのような作品を飾ったり保管したりするために、 補強と表装をします。 裏に紙を貼りつけて補強することを「裏打ち」といいます。 ① まずは掛軸の裏側のお話しです。 掛軸は、本紙(紙や絹地に描かれた絵や書)の回りに表装裂(ひょうそうきれ)、上下に杉材の棒(八双と軸棒)を付けた形のものです。飾る時に広げて...
2022/10/02 ブログに「第30回 芸工展2022「シン・修復のお仕事展」を開催します。」を掲載しました 2018年で終了したはずの「修復のお仕事展」、芸工展30回目を記念して、今年だけ復活開催します。 期間は10月9日(日)~16日(日)11:00~17:00(最終日は16:00まで) 会場は上野桜木の、旧平櫛田中邸アトリエです。 ブログ「第30回 芸工展2022「シン・修復のお仕事展」
2022/02/15 過去のブログ紹介「掛軸「福神」の修復事例」 今回は、掛軸装「福神」の修復を依頼についてです。 作品は昭和の掛軸で紙本印刷です。 唐摺りの紙表具で仕立てられ、裏面に墨、マジックインク、水彩ペンで署名が書かれています。 この掛軸は講のときに掛けられ、ずっと大切にされてきたようです。 作品の状態ですが、掛軸全体が経年の塵埃により汚れていました。 さらに、きつい横折れや皺が多数あり、本紙には亀裂が生じていました。 掛軸の下方には大きな破れがあり、裏からセロハン...