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過去のブログ紹介 セロハンテープ痕の修復作業 その2 サクションテーブル

過去のブログ紹介 セロハンテープ痕の修復作業 その2 サクションテーブル

前回、セロハンテープの接着剤痕が、いかにやっかいな代物かを説明しました。
接着剤痕の状態によっては取り去ることは難しいですが、できるだけ軽減させています。
除去する方法の一つに、「サクションテーブル」と「溶剤」を使ったやり方があります。
 
この「サクションテーブル」とは、紙作品の汚れや染み痕の洗浄等に使う器具で、
水や溶剤を吸引しながら処置を行います。サクション(suction)とは吸引のことです。
 
接着剤痕の除去は溶剤を使って接着剤を緩めて、他のものに吸着させる方法で行います。
今回の処置では吸い取り紙に吸着させました。溶剤は浸透性が高いので、
緩んだ接着剤が回りに広がって染みにならないように、
「サクションテーブル」で吸引しながら処置を行います。
実は、作品全体の処置をするような大きな「サクションテーブル」は、とても高価です。
ただし、構造はシンプルですので、自作も可能です。
伝世舎では、処置をする箇所が大きくないので、小さなサクションテーブルを自作しました。


詳細はブログをどうぞ。

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